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価格:¥ 1,680 ブランド:新潮社 発売日:2008-11 通常24時間以内に発送 大きい画像を表示 |
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やっとこの本を読んで深夜特急の旅が完結したように思いました。深夜特急を夢中で呼んだ人なら楽しめる本だと思います。私も15、6年前に読み、旅の情熱を吹き込まれてからいろいろな街に行きました。ポルトガルのリスボンに行った時砲台の見える公園に立った時、沢木耕太郎もここに居たんだと思うと何か感慨深いものがありました。それは旅に出て本当に良かったと思う一瞬と沢木耕太郎への感謝の気持ちでした。
僕は、26歳という沢木耕太郎さんがいうところの最もバランスの良い時期に、日本から飛び出せなかった人間だ。飛び出すことを考えないタイプの人間ではないのだが、その当時の僕はようやく定職についたばかりであった。
だから、沢木耕太郎さんの本は読んではいたが、はっきりとしたひがみによる嫉妬心を抱いていた。「深夜特急」に刺激されて旅立った人達すべてが羨ましかったし、旅立てなかった自分に苛立ったりもしていた。
この本は、そういう気持ち先走り型の中途半端な旅人に、何というかある種のなぐさめを与えてくれる。
自分だけの旅を見つけられるかもしれない、あるいは、僕自身がたどってきたこれまでの道が、僕だけのかけがえのない旅だったのだのではないかと思える、そんな気にさせる本であった。
まだ、読んだことがなかった(羨ましくて手が出せなかった)「深夜特急」を読み始めた。
名作『深夜特急』シリーズ誕生の前史や創作過程などの余滴部分を記したいわば本当の「最終便」作。云うまでもないが、本書の前にまずシリーズ全作を読むべき。(但し、個人的にはシリーズそのものに関る部分よりも、作家沢木耕太郎が誕生するまでの「彷徨する姿」を描いた部分が印象的であったことを告白しておく。)
「旅する力」それは広く云えば「偶然に対して柔らかく対応できる力」(272頁)という一言に収斂されよう。本書を読んで、私も大学5年生になる直前の春休みに、バックパッカ−としてクラコフ(アウシュビッツ収容所)やベルリン(統一前の東西両市)をはじめとする欧州各地を巡り、ただひたすらに歩きまくった2箇月程の安旅行のことを思い出した。嫌なこともあった筈だが、帰国後の「一皮剥けた」感じも含め、今では私の原体験の一つとして全てが美しい思い出となっている。「もちろん経験は大きな財産だが、未経験もとても重要な財産なのだ」(236頁)。
私が氏の名前を初めて知ったのは、かつて父の書斎で偶々手にした「展望」1976年4月号の「長距離ランナーの遺書」を一読したときであるが、それにしても氏の明晰なそれでいて思いの籠った文体にはいつ読んでも魅了される。おそらくはより深き成熟に向かって今後も飛翔を続けるであろう氏の益々の活躍を楽しみにしたい。
深夜特急本編の秘話や裏話公開!というほどの内容ではないので、
過剰な期待は禁物だが、
深夜特急に即した中での、沢木さん自身の旅とは何かが語られていて、
旅をしたことがある人、深夜特急を読んだことがある人なら、
うんうんうなづきながら読めると思います。
私にとってはやや一般的な旅論的話よりも、
デビュー直後の沢木さんのライター活動が、
非常に興味深かった。
深夜特急をもう一度読みたくなりました。
私は妻と子供2人(小学生)で2006〜2007年に1年間
世界一周に行ってきました。中南米〜アフリカ〜中東〜アジア。
経営コンサル・講演家の仕事を中断して。
当時はそれまでのダメ人生が好転していた時でしたが、
沢木さんも最初のピークの時、あえて捨てて旅に出た。
だから、あえて捨てて行くのだと。
結果は・・帰国後はスグに仕事も復活し、むしろ倍増。
私の本もベストセラーになり、妻と子供が書いた世界一周の本も出ました。
スゴイのは、世界の途上国にある日本人安宿には、かならず「深夜特急」があり
私もあらためて全巻を読み直しました。最高でしたね。
素晴らしいです。大人の深夜特急。
これは偉大な人生本です。








