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価格:¥ 714 ブランド:中央公論社 発売日:1992-08 通常24時間以内に発送 大きい画像を表示 |
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絵ときゾウの時間とネズミの時間 (たくさんのふしぎ傑作集) |
「長生き」が地球を滅ぼす ― 現代人の時間とエネルギー ― |
おまけの人生 |
はじめの哲学 (ちくまプリマー新書) |
零の発見―数学の生い立ち (岩波新書) |
タイトルや宣伝文句だけを聞いていたとき、これは時間の流れ方を
主題にした本だと思っていた。
それは確かに、この本で取り上げられている最もおもしろい話題だ
ろう。動物が一生で刻む心拍の総数が動物の寿命に関わらずほぼ一定
であるという事実は、動物のサイズによる時間の感じ方の違いに関係
あるのかもしれないという推測は非常におもしろい。しかし、この本
では、この推測をいたずらにもてあそんで、時間の流れ方について哲
学的に論ずるという科学的ではなく主観的な方向に議論をもっていく
ことはない。
この本の本当のおもしろさは、第一に、動物の食事の量、生息密度、
移動速度などが、動物のサイズとこんなにもシンプルな関係を持って
いるのか(しかも、単純な比例関係ではない!)という驚くべき事実
を紹介していることである。第二に、それも含めて、動物のサイズや
機能、体の構造が、こんなにも自然の物理法則の制約を受けて合理的
に決まっているのか、という驚きである。
大きい動物ほど強いのに、なぜ小さい動物も生き残っているのか?
車輪は移動のエネルギー効率がよいのに、なぜ足の代わりに車輪を使
う動物はいないのか?昆虫はなぜ、小さいときにはイモムシで、その
あと成虫の形に変身するのか?なぜ、イモムシの時には葉っぱを食べ、
成虫になると蜜などを吸うのか?なぜ、貝は同じような渦巻きの形を
しているのか?
こうした問いにも次々に答えてくれる。
この本で取り上げられている内容は、この分野の研究者にとっては
古くから論じられていることのようである。しかし、こんなにおもし
ろいことが、この本が出版されるまで、ほとんどの一般の日本人には
知られていなかった。これは著者の偉大な功績であると思うが、こう
したおもしろいことが、他の分野にもたくさんあるとしたら、各分野
の研究者たちはぜひとも一般の人にわかるように、この本のような本
を書いてもらいたいと感じた。
本川先生は、自分の専門を門外漢にも分かる書籍として出版するという学者として素晴らしい努力をされている方と尊敬している。
この本は、大学受験で表面積と体積の関係を理解する為に読んでみた。
結構難しい数式が解説無しにバシバシ使われており、数学に馴染みが無い人には取っ付き難いと思う。そこら辺まで心を砕いていただければ☆5つでした。
とてもユニークなタイトルで、まず、心魅かれます。生物のサイズの話をした本です。生物のサイズが、物理的・化学的性質から考えて、ある限界があるので、生物の形は今のようになっていると説明している本です。とてもユニークな観点で面白く読みました。生物の視点に立った世界観が広がっています。生物学に興味のある人は一度読むことをお勧めします。生物の見方が変わると思います。
ゾウもネズミも一生の内に打つ心拍数は同じらしい。
長く生きるために、スポーツ心臓を作ろうと、
マラソンでも始めようかと考えた時期もありました。
ただ、それに費やす時間が損な気がしてやめました。
今まで人間の視点ですべてモノを考え、それが当然と思って過ごしてきた。
しかし、この本を読むと、明らかに客観的なものだと感じてきた「時間」さえも動物の種によって捉え方の違う、主観的な存在なのか、と深く考える契機を与えてくれた。
もしかして、ゾウの時間もネズミの時間もほとんど変わらないのかもしれない。それぞれの主観性というフィルターを通せば、同じ時間を生きているのかもしれない。人間もいくら知能が高いといっても、この主観性の中で生きていることを強く感じた。
今まで当然と思っていたことを改めて違う視点から見直せる本だった。








