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価格:¥ 1,890 ブランド:徳間書店 発売日:2000-07 通常24時間以内に発送 大きい画像を表示 |
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僕は比較宗教という分野に対しては興味こそあれ全くの門外漢です。その立場から言わせてもらえば、少なくとも初学者に対して非常に良書であることは間違いありません。キリスト教・仏教・イスラム教・儒教などの日本人にとって(理解度では無く知名度という点で)メジャーな宗教の概要を懇切丁寧に論じてくれることは非常に有り難いです。難解な用語も引用やたとえをうまく使いながら記述してくれるのでわかりやすかったです。
故意なのか単なるミスなのかはわかりませんが、読み進めるに従って同じ言い回しが何度も出てきますが、それらは欠点と言うよりむしろ思考を再確認できるという意味では良いところだと思います。難を言わせてもらうならば、作者の考えが偏っているように感じる箇所があったりあまりにも断定的なところも多々見受けられ、その真偽がどうであれそのあたりの記述が少し不快に感じるところでしょうか。
いずれにせよ、宗教の概要を知りたい人にはお勧めの一冊であると思います。
現在の学説では、初期の魔女裁判はどうであれ、最盛期の魔女裁判は
集団ヒステリーによるものである、とされています。
魔女裁判の被害者数も、この本のデータでは200万人となっていますが、
現在は数万人程度だったのではないか、とされています。
宗教の入門書としては面白かったので、星は5つ。
キリスト教における予定説、仏教における唯識論、儒教における科挙の功罪など、今まで知らなかったことがたくさん書いてあり、とても興味が持てたので、この本をきっかけにして仏教本をたくさん読むようになりました
いくつか印象的なことを挙げると、「日本人は戒律を受け入れられない民族である。」ということ。仏教は本来たくさんの戒律があるのだそうですが、日本では全てなくなってしまったのは、酒飲み、妻帯坊主を見てわかるとおりです。また、アジアにおいてイスラム教が全く入り込めない珍しい国であるのも、戒律アレルギーによるものと論じられています。
また、受験戦争は儒教の負の資産であるという説にも大いに納得しました。世界を見回しても受験戦争なんかあるのは、日本、韓国、台湾、中国といった儒教の影響を受けた国ばかりだからです。
「キリスト教徒は異教徒を残酷な方法で皆殺しにする。平気で奴隷にする。」という説は、異論があると思いますが、歴史を理解する上では、個人的に同感です。
橋爪大三郎『世界が分かる宗教社会学入門』に1年先駆けて刊行された、比較宗教学の良著。
ただ良著とはいっても、カルト宗教の誤解を解くための執拗な繰り返しや、方便のための極論などが散見され、手放しで褒められる質だとはとても言えない。もうちょっと体系立てて整理して欲しいところであった。それで星2つ分を減じている。
議論の内容自体は、他の宗教書よりずっと本質的を突いており、読みがいのあるものになっている。マックス・ウェーバーが宗教社会学の分野で果たした貢献を生かしつつ、仏教・ユダヤ教・キリスト教・イスラーム・儒教・そしていわゆる日本的道徳規範「日本教」についてさまざまに論じている。個人的に参考になったのは、仏教とキリスト教では〈生〉と〈死〉それぞれについての価値観が真逆といって良いほど対立するということ、そして仏教における唯識論(「空」概念)についてのモデル的考察のくだり、この2つだった。この議論について読むだけでもあわせて1000円くらいの価値はあると思う。
さて、では残りの900円はと言えば……著者はこの当時、時代の要請に応えたのか、それとも著者自身の知識に偏りがあったのかわからないが、キリスト教と仏教についての議論だけで400頁の半分以上の紙幅を割いてしまっている。だから、ユダヤ・イスラーム・儒教についての説明はあまり切れ味がよろしくない。「原論」と言うからには、イスラームと儒教についてもしっかり平等に触れて欲しかったが、対カルト用の理論武装としてこの本を見た場合は、それほど問題はないのかもしれない。
キリスト教と仏教の比較宗教学的考察は、学問的にも一定の価値があると言える。他の真面目な社会学文献と併せて、考察の糧とするならば、学術的にも応用可能な一冊であると私は考える。そういう人にはバッチリおすすめ。
宗教の力というのは組織の力に通じるものがあると思い、
この本を手に取りました。
キリスト教・仏教・イスラム教・儒教・日本教に関して、
いわゆる小室節で分かりやすい語句で説明しています。
仏教に関しては、”空”の概念が分かりやすく表現されており、
またその他仏教用語に関しての説明も現代の言葉を使って説明されており、
私みたいな宗教に関しての初学者にもってこいかと思います。
最終章には日本教という単語を用いて日本の宗教の解説をしています。
この部分が一番面白かった。
面白いと感じた部分はカルト集団ができる理由。
あぁなるほどなっと。ちゃんと話しを落としてくれて、
さすがだなぁっと感心しました。