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価格:¥ 1,785 ブランド:ディスカヴァー・トゥエンティワン 発売日:2008-07-15 通常24時間以内に発送 大きい画像を表示 |
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いわゆるVE,VA的手法を初心者向けにご説明いただいている本です。具体例で分かりやすく解説していただいているのですが、意外に発想や論理の飛躍があったりする部分があり、「じゃあ、自分でやれるかな?」と思うと疑問が残ってしまいました。
読み手によって、読み方によって、様々なバリューを与える本だと思った。
個人的には、やはり「アイデア」や「創造性」が問題解決のカギであり、
それが容易にできる人、できない人、また周囲の環境やチームなどの状況を細かく読み取って「分解」している所に、猛烈に共感した。
高度なノウハウをこれだけ分かりやすく噛み砕いているのは
著者が実際に自身の手で切り開いてきたであろう、膨大な経験値の証であると思う。
いわゆる読書で勉強をしたい人はもちろん、
今、解決すべき問題がある人すべてにヒントを与える本だと思う。
この本自体に、とてもクリエィティビティを感じ、好感を持ちました。
この本は「眼から鱗」を導く扉を開く事が出来る本だと思う。
本来このような事は「偶然」や「センス」という言葉に凝縮されてきたと思うが、
先ずはこの本を純粋に受け入れ、「ファンクショナルアプローチ」的な眼で
日頃から物事を見てみる事が大切だと思った。
「これはなんのために?」と疑問を投げかけてやれば、
あら不思議世界が変わってくる!
実際この本をANAの機内で読み終わった途端に、
「飲み物サービスってなんで?」
「JRのようにお弁当やお土産販売はなぜ無いの?」
「日本のスチュワーデスさんはなぜ女性が多いの?」
などなど、あらあら私が世の中の流れに自然と流されていた事がわかる。
圧倒的に多い潜在的問題点を知り得る事が先ずは大切であり、
「無知の知」の状態になれる事が大切なのだと思いました。
内容は何千億円単位のコスト削減を可能にしてきた問題解決のノウハウですが、喩えや寓話がわかりやすく、この分野の素人でも読めるような優しい工夫が随所に見られます。
個人的には143ページあたりからのインプット、アウトプットの数値化とアプローチチャートを使った改善方向の部分が特に実用的に思えました。
しかも数値化でありながら5段階という適度な“ざっくり感”。ビジネスだけでなく家事や勉強や人生?を改善するのにもピッタリです。
もしかしたら、ITビジネスのような数字の細かい世界よりも巨大公共事業の方が大雑把で日常の感覚に当てはめやすいのかもしれません。逆説的ですが。
ただし実際の公共事業で問題をバッサリ解決した実例を披露する本ではないので、何でも最後まで答えを出してもらいたがる甘えんぼさんは寸止め感を味わうかもしれません。
何度も読み込んで、メソッドを自分で使ってこそ価値の出る本だと思います。
著者の最大の主張は「"ファンクショナルアプローチ"を理解し活用すれば、
問題解決力が向上する」ということですが、それは十分に可能だと思います。
但し、"ファンクショナルアプローチ"を活用できる状態とは、物事の見方や
捉え方が変わった状態であり、そういった「視点を変える」なんてことは、
当然ながら一朝一夕には難しく、相当の訓練と実践が必要だと思いました。
理由は、"ファンクショナルアプローチ"は、目先の「現象(事象)」に
捉われずに「本質」を捉えるということがベースとなっており、その「本質」
こそが「ファンクション(機能)」であるという位置付けであるためです。
著者も下記のように述べています。
「世の中のあらゆる製品、サービス、ビジネス、組織にはファンクション(機能)
がある。ファンクションを見抜く力を習得すれば、状況を正しく分析できる。」
つまり、本質を捉えられるようになって初めて、"ファンクショナルアプローチ"を
使えるスタートラインに立つということだと思います。
視点を変えるという点に関しては、大橋禅太郎氏の「すごい会議」を初めて
読んだときと同じような感覚を持ちました。「すごい会議」では、例えば、
「なぜできないのか?」ではなく、「どのようにすれば〜できるか?」と
物事を捉えることが重要であるというような主張がありました。
本書にも似たような要素があり、「なぜ?」ではなく、「何のために?」と
言葉を置き換えて考えるべきであるという主張がなされています。
この視点の変更の効果は、「原因」を追究(なぜ?)して過去を思い出すよりも、
「目的」を追求(何のため?)して未来に目を向けることにあります。
目の前の現象(事象)の位置付けを全体像の中で捉え、解決策を講じる際には
背景、目的を理解した上で取り組むことの重要さを改めて意識させてくれます。
また、問題解決に伴う「改善」の目指すべき方向性についても「改善した姿(状態)」
ではなく、「どれだけ良くなったか」という向上度に着目しているという点が、
一見当たり前のようでいて、実に本質を捉えていると思いました。
本書は内容の深さの割に、あっさりと読めてしまうので、読後は『分かった気』
になってしまいます。しかし、本当に視点を変えるためには、繰り返し読んで
「原理」を理解した上で、実践し続ける必要があると思いました。
そういう意味でも、本書の副題(視点を変えるファンクショナルアプローチの
すすめ)は、本書の位置付けを、うまく表現しているように感じました。